ワシ

マッドマックス 怒りのデス・ロードのワシのレビュー・感想・評価

2.5
約30年を経ての新作。
年月が経ち過ぎて、シリーズ作って感じしないね。
それと公開されて9年近く経ってることにも驚いちゃったよ。

本作は今回が初見。
この作品を観るために、それまでの3作品を復習鑑賞。
シリーズを通して観たら、果たして“マッドマックス”とは何なのか?って思っちゃったよ。
『1』と『2』は内容全く違うし、『2』以降はなんとなく世界観は同じっぽいけど、物語に全く繋がりは無いもんね。
“マッドマックス”って名称は看板、登場キャラのマックスはマスコットみたいじゃね?

で、この『怒りのデスロード』。
これまで極力情報入れないようにしてたけど、世間の評価は高めな感じ。
そして、行って帰って来る「だけ」の話ってことは知ってた。
「だけ」ってなんだよ!って思ってたが、観たらホントに「だけ」でしたね。
アクションや車の造形とかキャラのビジュアルは刺激的だったけど、話はペラッペラ。
あと本作の主人公はフュリオサ。
マックスはサブキャラっぽかったなぁ。
マッド“マックス”なのに。

正直な感想を言うと、ワシは面白くなかった。
確かにアクションやビジュアルは目を惹くし、スゲェなって思った。
でもね、ふと気づいたら口がポカーンと開いちゃってたよ。
そのときのワシは完全に思考停止状態だった。
そしてアクションがひと通り終わると、気持ちが醒めちゃってる自分が居たんだよね。
終わってみれば「あれ?なんも心に残んないぞ」って感じ。
とにかく見せ場を詰め込んで押し切ってる「だけ」に見えちゃった。
別にソレがダメってことじゃなくて、作品の持つノリにワシはノレてなかったみたい。
それとこの『怒りのデスロード』は、まるで文明崩壊後を舞台にしたSF映画だね。
なんかそんな気がした。

近々『マッドマックス フュリオサ』って作品公開されるんでしょ。
そちらは完全にフュリオサの物語になってるワケだ。
『マッドマックス』って、今後も気の済むまで継続可能な物語に変わっちゃったんだね。

5/20 一部書き直し
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