メル・ギブソンのマックスのほうが好きだけど、監督はじめ またマッドマックスを作ってくれたことに興奮。
鑑賞というより体験。
マッドマックスシリーズ全体を通してセリフの少なさを(サンダードームを除いて)感じるのですが、行動を起こすことのみで言葉以上にキャラクターの性格や思考をわからせてしまう凄さ。
良くも悪くも日本では『北斗の拳』のイメージのほうが強くて、単に世紀末バイオレンスアクションとしか受け止めておらず、鑑賞してさえもそれだけとしか受け止められない人たちを残念に感じてしまう。
自分がマックスが大好きな理由は、
他人に一切干渉しないようにしながら、ついつい手を貸してしまう人間性が残っているところ。
それは１作目の幸せな家族との生活を大事にしていた優しい男から始まっているからこそで、
これ以上、大事な人を失う想いをするのが怖いマックスの弱さがありながら、大事な人を救う強さを持っている。そして寄り添うことなく一定の距離を保つ不器用さが好きだからです。
ジョージ・ミラーが創造してメル・ギブソンから受け継がれたマックス像を体現したトム・ハーディは見事だと思います。
自分の中でオールタイムヒーローはマックスと矢吹丈ですw
