オールキャスト勢揃いのシリーズ集大成。ただし、内容面では可もなく不可もなし。
一応、シリーズ完結編ということになっているけどもストーリー展開は今までと同様。
相変わらずな邦題な感じがするんだけど、「最後の海賊」なんて安直なタイトルをつけた配給会社のセンスを疑う。確かにシリーズ完結編という謳い文句だけども、わざわざタイトルに明記する必要はないし、原題の「Dead Men Tell No Tales」はシリーズを観てきた者なら馴染み深いものだけにこんな邦題をつけられて残念。
今作の醍醐味というか一番の見所はラスト5分。
大抵ハリウッドでは人気シリーズを降板すると復帰しないものだけど、最後ということもあってシリーズをジョニー・デップと共に作り上げたオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイが出演。ラストだけとはいえ、この3人が同じシーンで描かれるのは少し感慨深い。
シリーズ完結編と言いつつエンドロール後にはデイヴィ・ジョーンズらしき続編を匂わす映像が流れ、ディズニー側も第6弾に意欲的。
一部報道では、第6弾は今作のヒロインでバルボッサの娘を演じたカヤ・スコデラリオが主役になるとか。本人も出演契約を既に結んでると公言。ただ、別の報道ではディズニーが「パイレーツ」のリブート版を企画しており具体的な交渉も進行中とのこと。どちらにせよ、パイレーツシリーズの新作が出ることは濃厚で、今から楽しみでもある。
ただ、ジョニー・デップは続投に難色を示している上、引退宣言もしているのでどうなることやら。今作で直接的なシリーズは終わった方が一番キレイだけどね。ジャックのいないパイレーツはパイレーツじゃない笑