えし

妖怪天国のえしのレビュー・感想・評価

妖怪天国(1986年製作の映画)
3.0
火の鳥並みの世界観の広さ(ウソってわけでもない)。でもほんとにくだらんっ。

カッパ、おでん神社、ヘラヘラの3つの短編オムニバス。
基本どの話も時代劇の世界観で、カッパは伊武雅刀さん演じる浪人がカッパを捕まえに行く話。
おでん神社は無声映画で、水木しげる御大や楳図かずお、そして父ちゃん手塚治虫先生出演の賽銭箱が鍋になっていて、そこにおでんだねを入れて祈る神社の騒動。
ヘラヘラはその名の通りヘラヘラ笑ってる妖怪。天本英世が盲目の老人。

オープニングが何故か月世界旅行で、自分は妖怪天国のVHSを観ているはずなのに、SFなのかと。
そうしてる間に伊武雅刀さんのバリトンボイスが響き渡るカッパ。
このカッパは結構怖い。造形も良いしいい出来。しかし、あとの2つは変わりダネというか変化球。
星くず兄弟もそうだったけど、手塚監督はわざと外すというかスカすところがあるよなぁ。
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近くのレンタル屋にはなく、Amazonの中古販売でVHSを購入。
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