ヨミ

思い出のマーニーのヨミのネタバレレビュー・内容・結末

思い出のマーニー(2014年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

なんだかよくわからなかった。

イマジナリー・フレンドだと思っていた(というか部分的にそうだった)マーニーは、おばあちゃんから聞かされていた物語をもとに組み立てられたものだったと判明したわけだが、突如登場して何でもなかった両親の存在は杏奈にとってなんなのだろうか。
あとキャラが無駄に出過ぎな気がする。もっと絞って良いのでは。というか杏奈以外がいいひとすぎる。杏奈、普通に嫌なやつ(お節介とはいえ親切にしてくれた年頃の子に「ふとっちょぶた」はないだろう。しかも相手は手打ちにしてくれようとしたのに)として描かれるので、なんか勝手に自己解決して明るくなられても……と思ってしまう。そして更にいいひと、彩香とお兄ちゃんが出てくるも、中盤で突如現れてがっつり物語に関わってくるので困惑する。ヒール役が「ばあや」と「ねえや」なのだが、あまりパッとしない。


話自体はしっとりした起伏のなさが美点ではあり、退屈ながらも2時間を切るので情緒として受け入れられるレベル。でももっと短くていいかも。マーニーのいる情景がさらさらと砂のように流れて散逸するアニメの面白さなどはやはり流石と言える。
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