卑屈で生き辛そうな少女だなと思った
これでは友達は出来ないよと、でも杏奈には杏奈なりに色々と葛藤があってそうなってしまった、小さい頃に受けた心の傷は根深い。
お祭りの帰り道、マーニーと出会い愛情のような友情のような、なんとも表現しづらいでも二人の奥底から繋がってるものから徐々に明るく行動的になっていく杏奈
明るく笑顔でのびのびとして幸せいっぱいに見えるマーニー、表側はそうでも裏側はどうかなんて誰にも分からない
杏奈はマーニーが羨ましいと言う、マーニーは杏奈が羨ましいと言う、人は無い物ねだりだ
二人の関係性が見えた後は「そうか、そういう事だったのか」と納得がいく
自分の事を見てくれている人はきっといる、それが生きていようがいまいが
自分は一人ではないのだと、温かく包まれるような素敵な作品
物語は特に大きな変化もなく淡々と進んでいくけど、この感じが穏やかでとても良い
ふとした時に見たくなる