Mio

思い出のマーニーのMioのネタバレレビュー・内容・結末

思い出のマーニー(2014年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジブリって静と動の音の使い方がほんとうまい
夜の虫の鳴き声だけが聞こえるシーンから一転して家の中でみんなで食卓を囲むシーンへ切り替わるところ、田舎で畦道を歩く心地よさとあたたかい家で語らいながら食事をする安心感とを一瞬にして体感できる。

子どもから大人へと成長する境で苦しむ杏奈を繊細に描いた作品。
同年代の女の子たちのやけにしっかりした言動だったりが対比的。
そして美醜の描きも対比的。
マーニーは大人になる手助けをしてくれて、きっと大人になると忘れてしまう出来事。そういう存在って誰にでも実はあるんじゃないかな。

マーニーの品のある女の子らしさと有村架純ちゃんの声っていうのが納得

色味も綺麗で見飽きない画

こんなところで手漕ぎボートしてみたいな

ボルネオで一番星が出てくるのを川べりでじっと見守った時間、夏の夜にキャンプしながら地べたに寝っ転がって星を眺めた時間

館での優雅な舞踏会もまた心惹かれる


他の人にはなかなか心を許せない杏奈が最初から心を開いて話せていたのがなぜかが最後にわかる
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