このレビューはネタバレを含みます
芹明香と弟が最期に交わる瞬間の、天窓から挿す光の神々しさ。『(秘)女郎責め地獄』とは一転して、当時のあいりん地区をロケ撮影している。
浄瑠璃人形とゴム人形。通天閣打法を習得した弟には、その命と引き…
日活ロマンポルノの私的ベスト
親子揃って街娼なだけでなく実家で家族の目の前で客とセックスしてたり親の客を横取りして大喧嘩してたりととち狂ってる
イかれた描写が多いけど哀愁や優しさを感じられるのがこの…
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オープニングの石段シーン。安部公房の初期短編の鍵をおもわせ。いかにも街の底な感じを映像派で訴えかけてくる。野坂昭如の滅亡小説をおもわせるsfディストピアな世界観。ウーリッツァーエレピの一見おしゃれア…
>>続きを読む傑作じゃないかコレは!
失望感と閉塞感漂う街とそこで生きるしかない人々の生き様を描いているが、物語は渇いてなどおらず地の通った湿り気で満ち満ちている。
印象的なシーンはたくさんあるが、知的障がい…
【仮想の母子を引き裂く娼婦の万感性】
■あらすじ
大阪の旧赤線地帯。19歳のトメはドヤ街の近くで客を引く売春婦である。
弟の実夫は少し知的障がいがあり、母よねは40歳を過ぎてなお現役の同業者。
あ…
◎ 大阪で売春婦として紆余曲折ありながら健気に生きる様子がモノクロの活写で鋭く切り取られているので、ロマンポルノですけどムラムラ感はあまり感じることなく所為映画として楽しめました。
弟のよりおに焦点…
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素晴らしい❗️
日活ロマンポルノ典型作品。
私は、こういう作品が大好きだ‼️
ハンドカメラで、日常雑多な光景や出来事を捉え、その荒々しさで街の猥雑を見せつける👊😠。かと思うと、パンし固定でまるで絵…
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大傑作。指名手配犯との逃避行でも始まるかと思いきや通天閣の見える原っぱでくるくる回って終わるとは!
川島や溝口作品では描かれない部分を長尺と接写でえげつないほど見せてくる。干した真っ白いシーツが風で…
日活株式会社