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(秘)色情めす市場のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

オープニングの石段シーン。安部公房の初期短編の鍵をおもわせ。いかにも街の底な感じを映像派で訴えかけてくる。野坂昭如の滅亡小説をおもわせるsfディストピアな世界観。ウーリッツァーエレピの一見おしゃれアンビエントなbgmもくわわりもはやゴダールアルファヴィルかロケ地は異星の近未来の街。キャスティングもすばらしい。宮下順子のセックスアンドロイド。普段はわざとにあわないスッピン年齢不詳オボコ娘ミニスカコスプレファッションにキャラづけしておいて行為になるとスイッチがはいって別人セックスマシーナリーな妖艶さに。弟のサネオ。実はレプリカントターミネーターでセックスも絶倫。童貞すてて覚醒したとたん街に色彩が。それどころか彼は街のラスボスであり異星人でさえあった。日輪とともに空にかえる。丑三つ村も良かった田中登監督のディストピアsfもっともっと観たい。追悼のざわめきを超えている。ホラーアクションミステリー映画としてエンタしまくっている。
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