（秘）色情めす市場のshinichiroのレビュー・感想・評価

◎ 大阪で売春婦として紆余曲折ありながら健気に生きる様子がモノクロの活写で鋭く切り取られているので、ロマンポルノですけどムラムラ感はあまり感じることなく所為映画として楽しめました。
弟のよりおに焦点を当てるところだけカラーに切り替わるけどそこでモノクロへの渇望感があったので、その後モノクロに戻ってくれた時は完全に監督の手の平で踊らされてたんだなと納得。
白痴の弟とトメが絡む場面がお気に入り。
さりげないウーリッツァーピアノやチェロの音楽も上手く映画に寄り添ってましたね。