近年再評価されてるらしいロマンポルノ映画。
全編モノクロなのもあって若干漂うアングラ感。
「そうか、お前も男やからな」
こんにゃくオ〇ニーのシーンは驚いた。映画であんなの初めて観たわ。
この全体…
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オープニングの石段シーン。安部公房の初期短編の鍵をおもわせ。いかにも街の底な感じを映像派で訴えかけてくる。野坂昭如の滅亡小説をおもわせるsfディストピアな世界観。ウーリッツァーエレピの一見おしゃれア…
>>続きを読む傑作じゃないかコレは!
失望感と閉塞感漂う街とそこで生きるしかない人々の生き様を描いているが、物語は渇いてなどおらず地の通った湿り気で満ち満ちている。
印象的なシーンはたくさんあるが、知的障がい…
このレビューはネタバレを含みます
見れば見るほど作品の深みと凄さに圧倒される、ロマンポルノの傑作だと思います。何度目のリピートか忘れましたが、この強烈な熱気というか、ただその風景に触れたくて、今回も改めて鑑賞しました。
まずは19…
【仮想の母子を引き裂く娼婦の万感性】
■あらすじ
大阪の旧赤線地帯。19歳のトメはドヤ街の近くで客を引く売春婦である。
弟の実夫は少し知的障がいがあり、母よねは40歳を過ぎてなお現役の同業者。
あ…
釜ヶ崎の1人の娼婦の話。
芹明香の鮮烈さ。
監督はインタビューで本当は題名を『受胎告知』にしたかったと言っていたけど内容は受胎告知という言葉の印象とは正反対。主人公の女は「反抗がしたい」と言うけど何…
◎ 大阪で売春婦として紆余曲折ありながら健気に生きる様子がモノクロの活写で鋭く切り取られているので、ロマンポルノですけどムラムラ感はあまり感じることなく所為映画として楽しめました。
弟のよりおに焦点…
日活株式会社