「生」がみなぎっている。芹明香の感じる息苦しさも哀しみもドキュメンタリーのような生々しさをもって伝わって来る。下手な関西弁さえも、気怠い喋り方に誤魔化されて、それなりに切ない雰囲気を纏った言葉となる…
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「これが本館での最終上映となります。この傑作映画で、幕を降ろすことをうれしく思います」という趣旨の、映画館の方の生アナウンスの後で、本編のスタート。
ストーリーとかテーマとかが、たまにどうでもよく…
2014/08/31
@新橋ロマン劇場。まるでリアル地獄巡りのようであり、一方で不思議なファンタジーのようでもあり。登場人物が街を彷徨する事(だけ)で成り立つ傑作というのがあるけど、今作ではその世界…
最初は極めてまじめな映画なのかと思った。大阪のはずれの売春街における負の連鎖を描いている。ただ、トーンはなんとも形容しづらい。途中、ある人物が行動を始めるところからカラーになるのだけれども、ここは本…
>>続きを読む日活株式会社