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徳川いれずみ師 責め地獄のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

徳川いれずみ師 責め地獄(1969年製作の映画)
3.7
3つの頃から男が好きで、48手の裏表(中略)松葉崩しのお松姐さんってんだよ!!!!

なんちゅう二つ名や……笑

石井輝男監督による異常性愛路線の6作目。

OPから処刑シーン。
磔にされている女性の股→腹を串刺し。
血が槍を伝ってどばー。
顔だけ出して埋められてる女性→巨大なノコギリで首をギコー、ぎゃあああ→首ゴロン。

話の筋は概ね4本。
・ヒロイン①おゆみ。
 刺青女郎部屋へ売られた身の上と、彫師・彫秀への悲恋。
・彫師、彫秀と彫辰の腕の競い合いと、師匠の娘お鈴の取り合い(お鈴は彫秀と恋仲)
・父親を殺され騙され長崎で外国人相手の刺青女郎をすることになるヒロイン➁お鈴の転落。
・濡れ衣を着せられた彫秀の復讐。

初っ端から墓荒らし、貞操帯、緊縛プレイ。
女郎屋の赤を基調にした部屋や、女郎達の上半身はだけて下半身だけの赤い襦袢、大江戸エロ三昧。おっぱい放り出しまくり。
下履き巻いてると何かエロい。
刺青のデザインも様々で和彫〜サイケ風洋彫、トライバル風家紋デザインとか斬新(実際に肌に彫りたいかは別として)
女部屋の生臭い面(女将がレズビアン)もぬかり無し。

彫師の御前試合があり、様々な彫師が女体に掘って将軍様へご覧頂く大会では、ヒロイン①の背中には、歌川国芳の「相馬の古内裏
」の髑髏!!!
ねぇ?抱ける?背中に怖い髑髏背負ってるひと抱ける…???
と、まあヒロイン①の怒涛の不幸っぷりに最後のトドメに中盤でまさかの退場。
しかも海上火炙りの刑。
浮かばれねぇ…。

場を江戸から長崎へ移してからは、ヒロインは②のお鈴へシフト。
刺青は益々サイケっぽいデザインに。
拷問フェチの外国人向け女郎屋に売られ、刺青と緊縛と拷問嗜好の客を取ることに…女達はたまったもんじゃないっすね。

お鈴を間にいがみ合い憎み合ってた彫秀と彫辰ですが、後半のある場面で彫辰が「すまねぇ…」と絶命寸前の謝罪の言葉を盛大にスルーして、外国人をブッ刺しまくる彫秀さんに爆笑しましたwww
普通そこは…和解になるは…ず…wwwwww

取り敢えず、大江戸エロ性癖博覧会だと思って観ていただけば。
緊縛シーンやらエロいっす、柔肌に喰い込む縄、赤い襦袢、乱れ髪、責め絵の世界。

男性のお股がひゅんとなる映画は山ほどみましたが、自分のお股がひゅんとなる映画は久しぶりに観ました。
ラストカットは必見かと。
ひゅんひゅんします。