まっどまっくすこーじ

ネイビーシールズ:チーム6のまっどまっくすこーじのレビュー・感想・評価

3.2
9・11テロの首謀者オサマ・ビンラディンの殺害作戦を描いたテレビ映画。


ビンラディン抹殺のための「ネプチューン・スピア作戦」の顛末をテンポ良く描いています。
実話ベースの内容だけど、実際とは相違点があるフィクションになっているようです。

同じように「ネプチューン・スピア作戦」を描いた作品ですと「ゼロ・ダーク・サーティ」が有名ですが、本作は派手なシーンを抑えたリアリティで勝負している感じです。

淡々としつつ、緊張感のある演出で、アメリカにとって9・11テロが如何に深い傷であったかが雰囲気で伝わってきました。

元々テレビ用映画ですが、放映したのが「ナショナルジオグラフィックチャンネル」だと知り、なるほどと思える演出でした。

監督はジョン・ストックウェル。
ご存知の方はかなり少ないと思われますが、私は大好きな監督さんです。
そういうこともあり贔屓目に見てしまうのかも知れませんが、本作の演出は登場人物をあまり掘り下げずに、ドキュメントのようなドライさなのが本作の場合、とても好ましく感じました。

難点は唯一、シールズの隊員のドラマを中途半端に入れてしまったことかなぁ…
前述のように本作の魅力はドライに描いているところなので、どうせなら全編それで貫いてほしかったです。


テンポも良くて101分の尺ですから、重いテーマのわりにはサクッと観ることができますので、機会がありましたら是非‼😉