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ポール・ヴァーホーヴェン トリックのadeamのレビュー・感想・評価

2.0
ポール・ヴァーホーヴェンによる実験的な映画制作の試みの模様を収めたドキュメントとその50分程の成果物。
ドキュメントパートでは数百人の人々が書いた脚本を1つのストーリーにまとめる苦労が語られ、本編では女好きの経営者の男が痛い目を見る物語が描かれます。
正直企画の大変さは自作自演なので、本編のハードルを下げるための言い訳にしか聞こえなかったですが、晩年に地元に戻ってからこんな企画を実現できるヴァーホーヴェンの監督人生は羨ましく思えました。
肝心の成果物は、一応まとまりのあるお話になってオチもつくのはお見事でしたが、やはりセミプロの域を出ないレベルに留まっており、脚本の重要性を痛感させられました。
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