いわゆる「潜入捜査モノ」。
舞台はアメリカとメキシコの国境地帯。多発するメキシコ人密入国労働者の殺害事件を解決すべく、両国の捜査官がタッグを組んで真相究明に奔走する。
しかし古くはオーソン・ウェルズの『黒い罠』やソダーバーグの『トラフィック』、最近ではドゥニ・ヴィルヌーヴの『ボーダーライン』などなど、米墨国境を舞台にした犯罪映画は数が多い。それだけ現実に起こっている問題であり、かつ物理的に手近に得られる「国境」なので使い勝手がいいのであろうか。

ストーリーは大まかに分けると前半は潜入にバランスを置き、後半は“黒幕”側との攻防がテンポよく描かれる。全体的に～特に後半は～テイストといい音楽といい、ほとんど西部劇のタッチ。フィルム“ノワール”感はやや薄めだがこれはこれで面白い。
あと寄ったり引いたりのカメラワークが巧みかつ躍動的。

メキシコとアメリカの国境。
不正入国自体が違法だが、その不正入国を利用して市民を騙すメキシコのギャング組織をも取り締まらなければならない両国の警察。

メキシコ側、アメリカ側から警察官が１名ずつ選出され、メキシコの組織の潜入捜査を開始する。

2年前の「Tメン」のセルフリメイク。
設定を変えているが、意図は何だったのか気になる。
メキシコとアメリカの友好？
それを匂わすシーンはあったが。


残虐性が増したが、よりリアルに感じたのは「Tメン」のほうか。
後半クライマックスに向けては緊張感が高まり、流砂の使い方も面白かった。


アメリカ側の警察官ジョージマーフィは冒頭からの爽やか青年が、、、あのシーンは脳裏に焼き付くな😰。

メキシコの労働者をアメリカに不法入国させる組織。
彼らを一網打尽にするために、両国は潜入捜査を開始する。
低賃金で働かせるだけ働かせ、帰り際に死の峡谷で金を奪い殺害するという悲惨な話。
『Tメン』のセルフリメイク。
畑でトラクターに轢き殺されるシーンが地味に恐ろしい。