トムトム

1/11 じゅういちぶんのいちのトムトムのレビュー・感想・評価

1/11 じゅういちぶんのいち(2014年製作の映画)
2.5
原作漫画既読。
一時期面白いマンガを聞かれたら本作をあげていたくらいには好きな原作です。

原作は1話毎に主人公が変わるオムニバス形式なので映画よりも連続ドラマにした方が向いていると思います。

主人公 安藤ソラの天才女子サッカープレイヤー若宮四季との出会いと別れ、四季の秘密に触れて再生する話と高校生活にやりがいの見出せない越川、自分の才能に限界を感じる野村の3つのストーリーをメインに再構成している。
しかしこれがイマイチ1つの脚本になっておらずオムニバスのままの様に感じる。

おそらく俳優陣のほとんどがサッカー経験がないであろうためにサッカー描写が希薄。
特に若宮四季役の子がヒドイ。
足元のショットとバストショットを繰り返してサッカーをやっている様には見せているがリアルさはない。
やはり「海街ダイアリー」の広瀬すずは凄かったのだと思う。

やりがいを見出せない越川が一途にサッカーに打ち込むソラに絡む部分は「桐島、部活やめるってよ」感があって良かったです。

原作で1番好きだった息子に1度も試合に出ているところを見せられていないベテラン第二GKのストーリーが見たかったです。
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