旧作アニメやコミック版ってバブル期の80年代末からスタートして、その10年後の未来を描いていたからこそのワクワク感みたいなものがあった。
しかしこの実写化に関してはバブル崩壊後の現代に合わせたかのように未来に対するワクワク感が失われたかのような描き方が好きになれない。
とは言え前章からの続きの「大怪獣現る」は嫌いではない。
パトレイバーで怪獣ネタは鉄板とまでは行かなくとも「運用マニュアル12章」や「廃棄物13号」、あるいはそれらの映像化があるので比較的馴染み深いネタ。
ファンにしてみると「また怪獣かい」と思わせてからの、劇中の台詞を借りるところの「驚くほど単純」なオチはいい。
まぁ、ちょっとダラダラしてはいるけど。
問題は「タイムドカン」だ。
つまらない。
アニメでやって面白そうなネタを実写でやっても寒いだけ…をまたやってしまった感はある。
つくづく思うのだが、やっぱり押井守以外のヘッドギアメンバー不参加はダメだよ。
