ゆずきよ

バトルフロントのゆずきよのレビュー・感想・評価

バトルフロント(2013年製作の映画)
3.0
ゴールデンウィークはジェイソン・ステイサム。
それにしても原題のHomefrontでも良い気がするんですけど、何で邦題はバトルフロントなのでしょう。

物語は、麻薬捜査で潜入捜査官をしていた男が、娘と平穏な暮らしをしていた際にモンスターペアレントと遭遇してしまう所から始まります。
冒頭のロン毛ステイサムは新鮮です。
妻を亡くし娘と2人暮らしですが、中々良い雰囲気で、もしやこれはここから過去を隠して生きていく形なのかと思いきやそんな事はありません。
平穏が許されないステイサム。
というか自分からやってますよね?
子供が絡むトラブルだけなのかと思いきや想像以上に短気なパパステイサムでした。
今回のキーワードは迷子の黒猫。
アクションは流石の一言で、ガンアクションより格闘が多めなのはスタローン脚本だからかしら。
物語は筋が通っていてそれなりに面白いんですけど、急にお馴染みのみたいな形で名前が出ても誰?となってしまう事がたまにありました。
中盤は少しダラっとしてしまうというか、もう少し同級生親子に焦点を当てても良かったんじゃないかなと思ってしまいます。
最後どうなったのかもわからないしね。
最悪なタイミングでのトラップ発動はもうなんか逆に可哀想過ぎて。
ラストシーンも何かあるかと思いきや色々と思わせぶりで終わりました。

スカッとはするし良いアクション観たなという感じはあります。
ただこの映画の場合もう少し重厚感のあるストーリーに出来たんじゃ無いかなぁって素人目にも感じてしまいました。
アクション映画にそこまでの背景は求めていない私ですが、申し訳無いですけどどっちつかずに感じてしまいました。
面白いのは面白いんですけどね。
最後に娘の「2回頼んだ」辺りの伏線回収しても良かった気もするし…。
猫が不幸にならなかっただけ良しとしますか。
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