やま

ブルックリンの恋人たちのやまのレビュー・感想・評価

ブルックリンの恋人たち(2014年製作の映画)
3.0
正直アンハサウェイ演じるフラニーの何処に魅力があって恋が始まったのか、最後まで理解出来なかった。

確かにとても美しい女性だけど、弟が昏睡状態でいる間ずっと暗い顔してたし疲れ果てているようにしか見えなかった。

それなのに人気歌手から唐突に気に入られて行動を共にするようになっちゃうのはあまりにもご都合主すぎやしないだろうか?


って思ってたんですけど…

これ、邦題が良くない気がする。


「恋人たち」って言葉に引っ張られ過ぎてしまった気がする。
勿体ない。これは余りにも勿体ないと思う。

恋愛映画というフィルターを抜きにしてこの映画を観ていたら自分の中での評価がガラッと変わっていたんじゃないだろうか…

恋とか愛とか関係なく、寄る辺の無い二人がブルックリンという街でたまたま知り合って人生のほんの短かい時間を一緒に過ごしただけ。
そこにはたまたま身体の関係もあったけど、そこに深い意味は無くて、時間が過ぎればただの良い思い出でしかない儚い一瞬。

そういう大人の人生を描いた映画だと思って観たら、とても素敵なストーリーだったし、演者の演技も良かった分、もっと心に沁みたんじゃないかな。

恋愛主体の映画だと思って観ると話が都合良く進み過ぎていて、あまり面白いとは思えませんでした。

やっぱタイトル(邦題)って大事ですね…
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