たけちゃん

白蛇伝説のたけちゃんのレビュー・感想・評価

白蛇伝説(2011年製作の映画)
3.2
人助けこそ、有意義な時間の使い方だ!


チン・シウトン監督 2010年製作
主演ジェット・リー


「マトリックス」を観て、カンフー脳にスイッチが入った第2弾(笑)
これも観てなかったんですよね~。

「白蛇伝」は中国の四大民間伝説のひとつで、長い間に尾ヒレが付いて、様々なストーリーが生まれています。今作は恋愛にぐっと振った話になっていますよ。


監督のチン・シウトンは、「ワイヤーワークの神様」「ワイヤーマスター」と呼ばれるような人なんですよね。

有名なところでは「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」の監督でしょうか。ファンタジーな作風が今作にも通じます( ˘ ˘ )ウンウン

あとはチャン・イーモウ監督の「HERO」でのワイヤーアクションや、そのチャン・イーモウ監督と共に北京オリンピックの演出を担当したんですよね。知る人ぞ知る方です\(^o^)/



主演は言わずと知れたジェット・リー。
法力絶大な僧を演じます。

白蛇の素素(ソーソー)役はホアン・シェンイー
白衣を纏って、とても美しい。

妹の青青(チンチン)にシャーリーン・チョイ

妖艶で「くノ一忍法帖」みたいな感じもあったね~。絡みはないけど(笑)


あっ、冒頭、雪女役でビビアン・スーも出てました\(^o^)/




で、作品はと言うと……


なるほどな~。
最後まで観てよかった。
途中で辞めてたら、絶対に分からなかった!
途中まではスコア3.0切るところだった(笑)



これ、中国版「人魚姫」なんですね。
白蛇の妖怪が人間に恋をして、自分の命も省みず人生を共にしようとする純愛ストーリーです。

日本で言うと「鶴の恩返し」とか「雪女」みたいな感じなのかなぁ。許されない恋のストーリーでした。



おっしいなぁ。
こんなにCG使わなきゃ、もっと面白かったのに……


ジェット・リーとか本物のアクションできる人なんだから、こんなにCG使わなくても説得力を出せたのでは?


小学生なら楽しめたかな?
Eテレみたいな感じもあるし……
でも、このCGは、さすがのたけちゃんも、ちょっとキツかった(笑)

途中、蝙蝠妖怪退治のシーンは中国版「ヴァン・ヘルシング」かと思ったし(笑)。



それでも、中国で古典として語られるのも分かる。
知っている人が観ると、どうだったんだろうな~。
ラストは感動的だったよ!


哀しく切ない良いお話でした(^-^)
でも、映画としては、ちょっと惜しい(T_T)
ファンタジーが苦手な人はムリですね( ¯−¯ )フッ