yucca

狂った果実のyuccaのレビュー・感想・評価

狂った果実(1981年製作の映画)
1.5
R-15版

1980年代の日本映画には、演出もセリフもそれより前の時代の映画にはない、見てて恥ずかしい古臭さがあるけど、これは今のところその極致。

やりたいことはわからんではないけど、あまりにヒロイン像が意味不明。
演じてるのが蜷川家の本当にお育ちのいいお嬢さんなのでハマり役ではある。
あの顔の下部分の面積が広いコケティッシュなかわいい顔、今でもモテそう!

1980年代に覚えのある世代はたまんないのかもしれない。
同じく「もやもやを抱えた青年の暴走」系青春映画でも、70年代の「青春の蹉跌」や「青春の殺人者」の方が古臭くない不思議。

ちなみにR-15版はもはや全然ポルノじゃない。
だからロマンポルノであることを忘れてたけど、思えばポルノ作品として考えたら、めちゃくちゃ良作な気もする…。
yucca

yucca