このレビューはネタバレを含みます
序盤★2.5 中盤★2 終盤★3
デイヴィッド・リンチを父に持つジェニファー・リンチ監督作。
良い点
◯数分だけ見てつまらなそうならヤメよう…と思い再生したけど映像の雰囲気やツカミに惹き込まれた…!
◯“アンジー”のくだりまでは読めたがそのあとの展開は…驚いたし疑問も解け納得をした…?!(序盤ラビットはヤツの別人格かと予想してた…(笑)
◯エンドロールの音…。
気になる点
●ラストで明かされる“繋がり”に関することのバックボーンがぼんやりとしたフラッシュバックだけなので少し分かりづらい。
●こちらも同じくぼんやりとした幕引きなんでスッキリとはしない…。
☆総評
ジェニファー・リンチ監督作は『ボクシング・ヘレナ』しか観てませんが、“リンチイズム”を継承した“独特の愛”を描くアートな作風はただの“親の七光り”ではないセンスを感じたし、今作でもその感性とリンチイズムは健在でした!
93年に撮った『ボクシング〜』にはあまりなかった“エンタメ性”が増し、サスペンスと“リンチ家が描く愛”として面白かった!
捕らわれ鎖に繋がれたラビット、それはもしかすると“リンチ家”という運命の鎖に繋がれたジェニファーの心も投影されているのかも知れない…。
2021年216本目(+短編9本)