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トパーズのsakiのネタバレレビュー・内容・結末

トパーズ(1991年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

原作読んだ時はめちゃくちゃバッドに入りました。

でもこれはとても美しく映像化されていて、見終わって心が満たされるのを感じました。

文章でどっぷりだった村上龍だから、いくら本人が監督とは言え映像化は心配だったんですがさすが、またノックアウト。

村上龍に惚れすぎて困るなぁ。

大好きな映画、トップ10には入ります。

"Tokyo Decadence"








以下、ネタバレ。


劇中でSM嬢が主人公の悩みに対して「ハッキリさせなさい」ってアドバイスするのに、なんもハッキリしないの。


そして現実に戻っていく。

ハッキリさせなさい、より覚醒剤やって血を流してるサキがいったセリフが好きです。

全く別の世界で生きていけるように進化したいって。
でもそれは叶わないことを知っているから願っているのがとても切なくて美しかった。




ラスト10分ここからどうなるんだ、原作を知っているからこそめちゃくちゃハラハラさせられ、夜の公園からのラストがとても好きです。

わたしが好きな映画、ど真ん中。

人生って感じでめちゃくちゃ人間臭くて好きです。

いわゆる起承転結、ドタバタ劇から最後はみんなハッピー!みたいなのは苦手。




苦くて曖昧で、自分ではどうしようもない現実と生きていく感じが好きです。
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