よどるふ

グランドピアノ 狙われた黒鍵のよどるふのレビュー・感想・評価

-
本作を「自分を意のままに操れると思い込んでいる指揮者(コンダクター)に対し、暴力ではなく“心の姿勢”と、培ってきた“技術力”で立ち向かう人物の話」と捉えると、なるほどこれは確かに『セッション』のデイミアン・チャゼル脚本作。

「同じ舞台を見ていても、見えているものが違う」シチュエーション(『プリティーリズム』シリーズとか『リメンバー・ミー』とか)は大好物なので、本作も楽しく観ることができた。シチュエーションの強引さも好き。嘘を支える支柱より、その嘘のデカさを買いたい。
よどるふ

よどるふ