このレビューはネタバレを含みます
ヴァージン・スーサイズの原型と言われている、ソフィア・コッポラ監督が初めて監督・脚本を務めたショートフィルム。
世界観はこの頃から健在。
Kill the rats《イヤな奴を殺す》というスラングを、さらに崩して『Lick the star』…なんてシニカルな題名にもしてあって、結末に納得(苦笑)
V.C.アンドリュース原作のサイコスリラー『屋根裏部屋の花たち』に影響されて、嫌いな男の子の毒殺を画策しようとする女子グループリーダーであるクレアの失墜を友人の視点から見るストーリー。
モノクロの映像に映える、加減を知らない少女の毒性と閉鎖的コミュニティの息苦しさ。その中での孤立…なるほど、確かに通ずる物がある。
四人の少女たちが頭を突き合わせて、芝生の上に寝転んでるシーンが素敵でした。
ショートフィルムは清涼剤になるなー…
(*´꒳`*)