このレビューはネタバレを含みます
2024-100
父の失踪により灼熱のオクラホマに集まった家族たち。しばらく離れていた家族たちの秘密や父の失踪の事実が明かされていくのだが……。
ヒューマンコメディかと思ったらヒューマンオンリーだった……。しかもめっちゃシリアス。
家族でも分かり合えないもんだし、理解し合えないし、まあ色々あるよね。
ジュリア・ロバーツとメリル・ストリープの取っ組み合い最高だった(笑)いけいけ!って。ぶちギレてるジュリア・ロバーツの迫力と演技力。
結局のところ、全てはヴァイオレットのせいだと思う。自分が意地悪されて育ったからって、他者にも同じように敬意なく接していいわけじゃないから。ベブの自殺もヴァイオレットがモーテルに電話してたら違ってたかも。
でも、マティ・フェイと浮気したことを知ってて黙ってたのも金を優先したのも、突き詰めれば“女の恨み”なんだろうな。母親に意地悪されて育って自分も同じような母親になって不幸になったのは気の毒だけど。
全体的に暗すぎて重い。誰も幸せにならないし。まぁでも、そんなもんかも。