モチマッヅィの短編が終わり、リンゴが落ち、これまでの話は終わりだという宣言から始まる。
温かい『うる星やつら2』って感じかな。
全く変わらない日常が続いていた商店街で、変わっていく人々がテーマ。
やっぱりこの監督の演出はキャラに没入させずに一歩引いた視点で物語が進行する。それは『けいおん!』の時からそうで、だからこそ世界を覗いてる感じがして楽しいし何よりリアリティがある。
確かにキャラは「萌えキャラ」だけど、でも今の時代は周囲で事件が勃発するものよりも何気ない日常の連鎖の方がリアルだと思う。
「日常系」が生んだリアリティによるドラマ。
お爺ちゃんが倒れるくだりがかなり唐突に感じた。「変わっていくもの」がテーマなら豆大に「先長くないんだから、気を付けてくれよ」みたいな台詞を言わせても良かった様に思う。