Nikkai

たまこラブストーリーのNikkaiのネタバレレビュー・内容・結末

たまこラブストーリー(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

あまりに青春していて、胸がぎゅってなる。
たまこともち蔵が一緒に育った幼馴染という関係を変化させて、「好き」という気持ちを伝え合うまでの物語。

もち蔵の男気と、ピュアで初々しいたまこの動揺が見どころなのだが、私はそれ以上にたまこの親友みどりの言動が気になった。たまこに対して友情を超えた感情を抱いているみどりが、たまこのことを一番に想ってキューピッド役に徹しているところが、逞しくて、弱くて、愛おしい。たまこに悟られないように、明るく振る舞うシーンが、健気で痛々しくてめちゃくちゃ泣いてしまった。かんながそれに気づいてるのも尊い。

周りの同級生が進路を決めて急に遠い存在になった感じがして、友達が散り散りになって…という高校3年の時期特有の、自分の所在がふわふわする感覚。そういう青春を追体験できた。
たくさんの人に囲まれて成長するたまこを見ると、自分も周りの人を大切にしようと思える。
Nikkai

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