とむ

たまこラブストーリーのとむのレビュー・感想・評価

たまこラブストーリー(2014年製作の映画)
2.0
なんというか、絶妙に微妙な作品。
アニメ本編を観ていない自分が観るのはそもそも場違いだったのかもしれないが

今作は、女の子がかわいい「だけ」。
しかもそれによって、作品内のリアリティや納得度、実在感などは極端に低く設定されている。


予告を観た時点で感じた爽やかでほろ苦い、どこか現実感のある青春感はほぼ削ぎ落とされていた。
けいおん!や、涼宮ハルヒシリーズ(特に)などを手がけた京都アニメーションが何故…


キャラクターの行動でいえば、
バトン部部長の常盤みどり。
数日前に餅喉に詰まらせて病院に搬送された身内のいる友人の前で、
よく喉に詰まった!苦しい!みたいなフリをできるなぁと感心してしまった。
もち蔵くんをとられた腹いせかな?


編集についても、テンポ早すぎないか?と思うようなカット割が多かったように思えた。


ストップモーション風のアニメーションや、
背景を水彩画で描いた抽象画のようにして、心情を表現してたりとかは良かった。
あとラストの終わり方も良かった。良い引き際。
とむ

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