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ヒックとドラゴン 聖地への冒険のhariのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

いい締めだった。ドラゴンはドラゴン、人は人。お互いを思いながらも、互いの最愛のために別れを選択する。寂しくはあるけど、本来あるべき形に戻ったのかな。

シリーズを通してドラゴンから「野生」を奪わず、どれだけ人に懐いていてもボスに支配されたら人を殺してしまうこと、発情するとそっちに夢中になってしまうことなど、生き物として抗いがたい特性や性質を持った生き物であると描いてきたところが良かった。友達にはなり得るけれど家畜にはなり得ない生き物だからあの結末なんだろうな。

今回はアスティの良さが際立ってた。1作目から持っていた自立した強い精神に、人を受け止め叱咤して背中を押す包容力が加わっていてとても素敵だった。こういう、女性による男性のケア的役割は最近忌避されがちだけれど自分は好き。誰かを支えるのも強さであり優しさだと思う。
アスティがいればヒックは大丈夫だろうと思える。

ライトフューリー可愛かった。ヒックを助けた後に覗き込むところで心が陥落しそうになった。

トゥースはずっと可愛かった。猫み強いと思ってたけど今作では犬化が進行してた。でもラストのハグははぼ人だった。
義足の取ってこい遊びではしゃいでるの可愛いし、下手くそな求愛ダンスも可愛かった。恋に夢中でも絵を踏まれると怒るとこも可愛い。本当に嫌なんだね。
ライトフューリーに夢中になるあまり壁を舐めだすのは面白い。バイキングたちからキモがられてて最高だった。王なのに。
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