「ELVIS エルヴィス(吹替版)」
以前メルカリでレンタル落ちを500円で購入して以来ずっと見ていなかったのでバズ・ラーマン版との比較のために鑑賞してみた。
バズ版は大佐目線でエルヴィスを描いていたのに対してこちらは真っ向からエルヴィスを描き出しており、バズ版の中盤あたりにあった”If I Can Dream“を披露した特番のシーンで幕を閉じる。エルヴィスの晩年よりは始まりにフォーカスを当てた印象が強い。その割に上映時間が172分もあるので途中何回も飽きるが見応えはある。特に母親の葬式のシーンはこの映画の中でも一番魅力的なシーンの一つ。
どちらを鑑賞するべきかと言われたら圧倒的にバズ版ではあると思う。彼方の方がエンタメとして優れている。しかしエルヴィスを知るという点に関してはこちらの方が優れているのでどちらも鑑賞する価値はあると思う。
本作でエルヴィスを演じたジョナサン・リース=マイヤーズは本作でゴールデングローブを受賞したようなのでそれなりには評価されただがfilmarksのレビュー数は僕で100でそのうち10件程度がバズ版と間違えてレビューしているのでかなりマイナーな作品なのかもしれない。
マニアックなレンタル店にはまだレンタルが残っているかもしれないのでバズ版が好きな方は是非。