やまもとしょういち

ラブ&ピースのやまもとしょういちのレビュー・感想・評価

ラブ&ピース(2015年製作の映画)
3.2
「夢」というものの現実と残酷さ、というとそれっぽいですが、そういう類の何かを感じて直視することができないむず痒さがあった(おもちゃたちの話は普通に悲しすぎるでしょ…)。

長谷川博己演じる、鈴木良一が最初から最後まで救いようのない人間であることが直接的には描かれないながらも、どうしても気にさせてしまうところにこの監督の本性というか、安っぽい感動に対する底意地の悪いアンチテーゼを感じた。あと、ART-SCHOOLの木下理樹とTHE NOVEMBERSのケンゴマツモトが出てきて、おお!となりました。