Kiriko

猿の惑星:新世紀(ライジング)のKirikoのレビュー・感想・評価

3.8
ネトフリに創世記がなかったからライジングだけ観た。
昔の猿の惑星と違って、あまりにリアルで意思疎通も英語ペラペラじゃないし、服着てないし…
昔のあからさま着ぐるみでもそれはそれで味が出ていたけどな。
だから区別つくんかなぁ、とか思っていたけど、案外傷跡とかで区別つく。だから最初息子が怪我するシーンが必要だったのかーと観ながら思った。

なんだか人間側も猿側も、ものの分別がよくつく人は共生の道を見出そうとしているのに、やっぱりみんなを説得するのは難しいね。。
あと冒頭でオラウータンが文字をみんなに教えていて、岩には英語でapes do not kill apes って書いていてジョージオーウェルの動物農場を思い出した。人間を排除した動物たちだけのユートピアを作ろうとしても、だんだん知識人が上の階級になってまさに「人間」らしくなる様子を皮肉的に書いたけどここでもKobaがナポレオンみたいになってたわな。

そして息子は誰も殺してなくて良かったね…
この映画だけでもちゃんと完結していて面白かったんだけど続きもあるらしいので見ます。
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