もちお

猿の惑星:新世紀(ライジング)のもちおのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 字幕版です。
 『猿の惑星』シリーズを順番に観ています。

 本作ですが、面白かったです。
 特にシーザーとコバの対比が良かったです。

①良かったところ
・冒頭
 感染拡大についてのダイジェスト。
 怖かったです。
 そして、猿たちによる狩り。
 躍動感がありました。
 熊に襲われるシーンで身構えました。
 冒頭で一気につかまれました。

・CG技術
 前作『ジェネシス』ではCGが浮いているように感じましたが、本作では違和感がなかったです。
 特殊メイクではなく、CGで描かれたエイプに私が慣れたというのもあるかもしれませんが。
 いずれにしましても、より物語に没入することができました。

・じわじわと高まる緊張感
 「いきなり全面衝突」とはなりませんでした。
 少しずつ戦争に向かっていく流れがしんどかったです。
 わかり合う瞬間が時折描かれる分、残酷でした。

・ここぞという時に発言
 エイプが話すことの重み。
 むやみに話さないので、ずっしりと伝わってきました。

・シーザーとコバ
 対比が丁寧に描かれていました。
 好戦的なコバ。
 交渉をしながら、できるだけ武力衝突を避けようとするシーザー。
 コバがいることで、シーザーの指導者としての厚みが増していました。
 それでいて、コバもシンプルなキャラクターではありませんでした。
 序盤でシーザーの息子を労う姿は魅力的でしたし、人間を油断させる猿芝居には戦慄しました。
 シーザーもコバも丁寧に描かれていました。

・「仲間ではない」
 あの鉄の掟。
 有耶無耶にして、シーザーがコバのトドメを刺したら嫌だなと思っていたんですけれども。
 ちゃんと理由があって良かったです。
 もう仲間ではない、エイプではない、だからルールが適用されない。
 納得の展開でした。

②まとめ
 面白かったです。
 観て良かったです🙇‍♂️
もちお

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