ちき

猿の惑星:新世紀(ライジング)のちきのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作創世記で作られた薬が原因で猿インフルが流行。
免疫のない人間が絶滅し、崩壊してしまった世界が舞台となっています。

人間と猿のスリリングな関係性が見応えありました。
シーザーやマルコムのように平和を望むものもいれば、憎しみや恐れ故に敵の殲滅を望むのもいる。
必死に積み上げてきた信頼や平和は一瞬で崩れてしまい、一度崩れたら最後もとに戻すことは難しいというのを強く感じる作品でした。

地道に歩み寄るシーザーとマルコムがようやく2つの種族を繋いだのに、それが一瞬で壊れちゃうのは本当にやりきれなかったですね。

今作はコバというヴィランがいいキャラ過ぎました。
人の愛を一切受けることなくひたすら実験されて憎しみしか知らないコバの気持ちもわからなくもないですが、なかなかの鬼畜。
「猿は猿を殺さない」という掟を破ってしまったあたりから悪役としてめちゃくちゃ輝いてました。
ちき

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