Tae

猿の惑星:新世紀(ライジング)のTaeのレビュー・感想・評価

4.2
やっぱり気になって映画館で見てきました!
話が相変わらず重くて、深くて、アクション満載であっという間☆
前作からの流れを引き継いでいて、今回もまた考えさせられる作品でした。
シーザーやコバなどの猿達の苦悩や葛藤はほんとに切ないものがあります。
シーザーのボスとしての資質は言うまでもなく、ほんとに素晴らしい。
戦争なのか、それとも共存なのか、いつも仲間のためのベストを考えている。
コバが悪役のように描かれているけど、あのような不信感や憎しみを植え付けてしまった人間の行ないは許されるものなのか?という気持ちになり、コバにも感情移入してしまう。
コバはコバなりに最初は仲間やシーザーを守りたくて必死だったと思うけど、それが屈折した思いから、仲間の絆を壊す悪い立場になってしまうのが、切なかったです。
この作品を見ると、人間がスゴく愚かなものに見えてきます。
いろんな便利な環境で育った人間に対し、どんな環境でも対応出来る猿との比較は不思議とリアリティがあります。
見終わった後も、余韻にしっかり浸れる作品でした!
Tae

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