2015年公開
監督:成島出
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ある中学生の死をめぐり様々な人間の嘘と真実が交錯していくお話の前編。
緊張感と、あの年頃特有の歪みをうまいこと描けているなんとも言えない、いい意味で「嫌な」感じの空気が良かったと思います。息苦しさっていうんでしょうか。理性とか整合性とかじゃないあの自我のねじれみたいなものって、面倒でたまらないんだけどその嫌な感じがにじみ出ていて、良かったです。成島監督では「八日目の蝉」が傑作だと思っているんだけど、そういう感じというか。
とってもいいところで後編にぶった切られるので、見るときは後編も一気見をおすすめします。
2015年10月19日