MasatoshiOura

ソロモンの偽証 前篇・事件のMasatoshiOuraのレビュー・感想・評価

4.1
宮部みゆき原作の「ソロモンの偽証」を実写映画化した本作。前篇だけでも、素晴らしく面白かった!

これはすぐに後篇が見たくなる!原作が宮部みゆきということで、骨となるストーリーはもう保証済み。あとは、それをどう「映画」としてまとめるかですが、監督は「八日目の蝉」の成島出で、「さすが!うまくまとめてる!」と言っていいでしょう。(まだ後篇見てないので、この評価覆るかもしれません)

内容は、
・いじめ騒動と生徒の自殺
・メディアの印象操作とそれに翻弄される保護者や生徒
・その中で葛藤する教師のジレンマ
という実際に日本で起こっているであろう教育現場の問題を説得力をもって描いている点が良かったです。

それに、1万人のオーディションからの選ばれた子役たちの演技が素晴らしい。特に、主役の藤野涼子さんは今作が初演技というんだから、信じられないっすね。子どもたちに負けず劣らずの脇を固める俳優陣も見どころです。

レビュー見ると、後篇の評価が芳しくないのがちょっと気になるけれど、前篇までなら松竹さんが金かけただけあるという作品。
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