魔導ネコ

宇宙兄弟#0の魔導ネコのネタバレレビュー・内容・結末

宇宙兄弟#0(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分にとってのバイブル、「宇宙兄弟」の本編に至るまでの六太と日々人のストーリー。

日々人にとってはNASAの英雄ブライアンのバックアップクルーに任命された事の重圧をどのように乗り越えていったのか、そして、彼の死をどのように受け入れていったのかにフォーカスが当たる。
本編では当たり前のように、期待の新人としてバックアップを果たし、月へと行った日々人であるが、その道のりの中では表には明らかにされていない、苦労や悲しみ、そして当たり前ではあるが、ブライアントの大切な経験があったことを改めて気付かされた。

六太についてはミラクルカーで左遷された後のストーリー。客に対する熱い気持ちやポテンシャル、コンペでの発想力や情熱は本編での六太と遜色ない。


本編でも普段は2本ほどネジの外れた存在として、そしてたまーに重みのある言葉を発する南波父母であるが、今回のハムスターの埋葬のシーンは実に彼ららしい。

宇宙兄弟を好きであれば好きである分、今作の小さな描写一つ一つに愛着や微笑ましさ、感動を感じられる作品だったと思う。
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