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パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニストのoroのレビュー・感想・評価

3.8
字幕で鑑賞

主演がバイオリニストらしく、演奏と曲は言うまでもなくいい ロンドン公演で客席の後ろから「24の奇想曲」弾きながら現れた時はさすがに良すぎて笑ってしまった
ただ、パガニーニが賭け事色事が好きで気まぐれだから色々ないざこざが起きるんだけど、描き方が丁寧じゃないから正直白けるというか気持ちが入らない
気失ってるパガニーニを男2人がかりで着替えさせて馬車に乗せてイギリスに連れて行くのすごく間抜けに見えた
後半以降は演奏が増えるから観てて楽しい

パガニーニは演奏があまりに上手かったのに加えて病弱で見た目が不気味だったから、比喩とかでなくほんとに「悪魔に魂を売った男」だと思われていたらしい その噂を信じた教会は埋葬を拒否し、防腐処理を施されながら各地を転々として安置されたのは死から何十年もたった後だとか
それを踏まえると原題通り「悪魔」って入れたほうがよかったのでは
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