ちゃんしん

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニストのちゃんしんのレビュー・感想・評価

4.3
純粋さだけでは生きていけない哀しさ。

天才と呼ばれる人はその内なるものに純粋さと誠実さを持っている…。
ただ、世の中を生きていくにはその才能と人間性だけでは足りない。
より賢く計算高く、抜け目なく生きることも必要だ。

今までどれくらいの才能が無駄になってしまい、またどれくらい多くの凡才が天才と呼ばれたのだろう…。

純粋さや誠実さが通用しない現実が人間社会なんだが、都合や損得だけで成り立つ世の中に真実は存在するのだろうか?

あまりにも哀しい現実がある。
ほとんど全ての芸術、文化、社会が金に支配されている。
ほんと哀しいとしか言いようがない。
ちゃんしん

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