このレビューはネタバレを含みます
主人公・14歳の少年のヒロが
亡くなった兄、おば、個性あふれる仲間たち、
そして兄の形見となったベイマックスたちと
支え合い、心が成長していく様子が面白かった。
ヒロは13歳で高校をとび級、
ロボット工学を独学で研究し、
マイクロボットという小さいメカを開発する
天才少年。
でも、兄がいない寂しさや、兄の仇を打つために
感情的に我も忘れて何だってするあの心意気は、
14歳の真っ直ぐで純粋な少年そのもの。
ベイマックスはロボットなので、
融通がきかない言動で、まるで漫才のような
ヒロとのやりとりにクスッとさせられる。
何より、最後まで、自分を犠牲にしてまで、
人へ奉仕するベイマックスの姿に、
私はロボットということを忘れてしまっていた。
そこには兄譲りの、兄を感じる
純粋な「愛」があったと感じた。
全体的なイメージとしては、アジアテイストで、
アメリカ圏のアジア人、日本人に対する
イメージが凝縮されている感じだった。