このレビューはネタバレを含みます
マーベルのヒーローコミックス原作なこともありずっと観たいと思っていた。身近な人との死別、その原因となる悪者の存在と、共に戦う仲間たち。明確に大切な人の死をきっかけとする感じはマーベルって感じがした。
ベイマックスが可愛い。愛嬌のある見た目、AIらしい勘違いと、AIらしからぬウィット。見た目が赤いスーツなことも相まってアイアンマンのジャーヴィス感ある。ヒーロー着地もしてたもんね。
チームメンバーも個性豊かかつ、とにかく優しい面々なのがすごく良い。めちゃくちゃ知能は高いけど、精神的にはまだまだ子供のヒロを、愛情をもって支え、いけないことをすれば止めてくれる素敵な友人達。
強欲なクレイが敵かと思わせておいて、死んだはずのキャラハン教授の復讐劇というミスリード。教授はクレイの軽率さで娘を失った悲しい人でもある。ただ結果的に娘は生きていたわけで、タダシだけが命を失ったのが悲しすぎるね。
ポータルからヒロとアビゲイルを脱出させる為、ベイマックスが自らを犠牲にするところは泣いた。ヒロにとっては兄に代わる家族のような存在だから、自らベイマックスを置き去りにしなくてはならないのが見ていて辛かった。そして新たに作られたベイマックスとヒロが抱き合うところでまた泣いた。クライマックスから目元がぐしょぐしょ。
骨組みはマーベルらしさを感じるけど、キャラクターデザインや表現の仕方が何ともディズニーらしいと感じさせてくれる。
ラストのスタンリーもめっちゃいいね。