ベイマックスのdetoxのネタバレレビュー・内容・結末

キャラクターや街並み、アイテムやガジェット・ギミックに至るまでアートワークの素晴らしさという点でとてつもなくゴージャス。
特にサンフランソーキョー洗練された都市とその下に広がるゴミゴミした街、汚ない裏路地、コンテナだらけの湾岸などなど、見所がたくさんある。
ラストの異次元空間なんか、Adobeの広告かよというくらいの美麗。
あとハニーレモンの謎爆弾とかもよい。

その分ストーリー展開が凡庸で、それでいて意外性を狙ったためなのか、設定に粗があったりとかキャラの態度が唐突だったりとかというのがあったのが惜しいように感じた。
一方で、それらの粗を勢いで押し切る画面の演出力は凄まじく、楽しめないということは全くないというのが良かった。

一つだけいうなら、原題がBigHero6で、どのヒーローたちもあんなに魅力的なのに、6人が協力して活躍する展開がほぼなかったり、ヒロとベイマックス(とタダシ)の話しかやらなかったりというのは、もったいなすぎるのではと思った。
日本語ではベイマックスがタイトルなので違和感ないけど、もっと6人での活躍がみたい。