まりりんクイン

ベイマックスのまりりんクインのネタバレレビュー・内容・結末

ベイマックス(2014年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

宇多丸師匠も言ってましたがあらゆる面でバランスがとれた、
「バランス」がテーマの映画だと思いました。(唯一おばさんがエロ過ぎてキャラクターのバランスを崩していると思う。)

事前の国内外での宣伝の違いが話題となっていましたが、これはヒーロー映画として売るか、ハートフル映画として売るかというだけでなく、要は、

「あのディズニーがマーベルコミックス原作の映画を作った!」
(国内)

「あのマーベルが原作で、ディズニーが映画を作った!」
(国外)

という国内外での現在のマーベルとディズニーの影響力の違いがそのまま現れた宣伝であったように感じました。

自分は事前に海外版予告などを観て後者だと思って観てしまった分、そのバランスに物足りなさを感じてしまいました。
特に「チーム感」描写。

ヒーローチームものとしては
「最初はバラバラだった俺たちだけど、色々乗り越えて鉄の絆を手に入れたッ!!6人揃えばかなう奴なんざいねえッ!!」
ってな描写を期待してワクワクするわけですが、この映画には「揃ってる感」がほとんどありません。というかチームワーク描写がなさすぎる!
最終戦での一発逆転シーン、「君たちの賢い頭脳でものの見方を変えれば良いんだ!」ってそれ個人個人で自己解決して終わりかよ!
チームワークのチの字も無かったよ!
あれじゃあヒロ以外の4人は
「復讐に取り憑かれた天才マッド少年に自分の研究を兵器利用されたばかりか自身もその復讐に加担させられているのにも関わらず何と無くで一緒にいるだけの終始サークル感覚なユルフワ大学生共」でしかないよ!(言い過ぎ)
まあ、「学生感覚でヒーローやってます。」という温度感が独特のおかしみなのも解らなくもないんですが…
とにかく、続編があるならば是非チームとして大成した彼らの結束した活躍っぷりが観てみたいです。

あとタマゴちゃんの出番増やしてください。

その他諸々良かった部分と差し引いて、バランスをとって2.5にします。
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