ニカイドウ

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生のニカイドウのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

バットマンの正義とスーパーマンの正義が激突する。
どっちが正しいという訳じゃないのと、人智を超えたものを縛りつけようとする人間たちの図がシビル・ウォーを思い出させる。
今回の正義と正義が対決する図式は、海外ドラマ『スーパーマン&ロイス』を観ると更に良くわかるかな。脅威がいつまでも味方である保証はないという感じ。ドラマではキャプテン・ルーサーというヴィランが今作のバットマンの役割を担っていましたが…。

スーパーマンは正直悪くない。

けど、彼が人類に対しての脅威となる未来を否定出来ないならば、悪のスーパーマンの出現を見越して、それを阻止しなければいけない。
彼を監視下に置くか、殺すかの2択という訳。
これは、ルーサーの考えともほぼ一致する。
バットマンは社員など身近な人、ゴッサムシティを守るために。
ルーサーは怯えかな?父親から虐待を受けていた様なセリフあったし、多分恐怖を排除しようとしてるんやと思う。
そして、スーパーマンは前作同様、いまだ純粋。
愛する人のため、自分の信じる事のために力を使う。人間の負の感情を理解出来てない。
そんな暗めのストーリーにちょくちょく別のヒーローを絡めて来る。
面白い!
けど、出来ればもう少しスーパーマンに対する恐怖を増長させるようなシーンを増やして欲しかったかな。天使と悪魔の絵だけじゃ…(いや、あれは捻りが効いててとても良いんやけどね。)
そうすると、グッとバットマンやルーサーに感情移入しやすくなると思うねんけどな。
ルーサーはヴィランやけど、大概の人類は宇宙からの脅威に同じ事するで。
規模は違うけど、クラスに転入して来た善良な宇宙人を無視とか。
イジメはあかん!
…そんな単純な話じゃないってな。笑
そして余談ですが、スーパーマンの抱える問題とガンダムSEED DESTINYのシンとステラの問題が被る…俺の中で。
ニカイドウ

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