マーベルに対抗してDCコミックもこの作品を皮切りに本格的にヒーロー(と悪役)のクロスオーバーをスタートさせるようだ。
DCの看板でもあるバットマンとスーパーマンが闘うということで、シナリオもアクションのボリュームも通常の3倍はありそうな、とんでもなく密度の濃い映画に仕上がっている。
メガホンを撮るザック・スナイダーは「マン・オブ・スティール」でみせた重量感あるアクションと陰惨な雰囲気を漂わせる映像を本作でさらに推し進めた。
くわえてベン・アフレック演じるバットマンの描写にも抜かりない。
基本的な路線は過去の作品を踏襲しているが、新しい設定も付加されており新鮮味がある。
DCコミックの次作「スーサイド・スクワッド」へ繋がる描写もあり。
150分を超える長尺だが、中弛みもなく衝撃のラストシーンまで猛スピードで突っ走る。
ところでむこうの映画では怪物の造形が全部一緒にみえるのは自分だけだろうか。