桔梗F

卍 まんじの桔梗Fのレビュー・感想・評価

卍 まんじ(1964年製作の映画)
4.1
「卍固め」別名:オクトパスホールド
アントニオ猪木の必殺技である。

タコのように体が絡みあった猪木の必殺関節技をかえせるのはスタン・ハンセンくらいである。ウィー!

若尾文子&岸田今日子with川津祐介、船越英二の四つどもえ愛欲愛憎泥沼がんじがらめ地獄(;゜∇゜)

「あああ…憎たらしい…こんなきれいな体して…以下略」

岸田今日子:キチ○イセレブ妻
若尾文子:ニンフォマニア社長令嬢
川津祐介:若尾の情夫(インポだがくせ者)
船越英二:岸田の旦那(とばっちりセレブ弁護士)

岸田さんと船越が夫婦で
岸田さんと若尾さんが百合で
若尾さんと川津がちょめちょめで
川津と岸田さんで若尾さんを共有して
若尾さんと船越がちょめちょめで

谷崎潤一郎の原作をけっこう忠実に映画化。
実は直接的なエロ度、ヘムタイ度は他の増村監督作に比べ、どちらかというとぬるい方。※とは言っても女子の血は飲みますがね

尺も短めで、かなりテンポよく話も進むため、増村映画初級編としてお勧めの作品(*´-`)

樋口版の「卍」の方が直接的なエロはハードだが、主演二人の演技力とともに「百合のなんたるか」は理解できていない。

その後もリメイク作は作られるが、普通にAVもどきに成り下がり、女の情念や狂わんばかりの愛憎が微塵もなくなっていく。

まあ、なぜ桔梗氏が「百合のなんたるか」や「女の情念」を知ってるかは秘密(*/ω\*)

増村版は、岸田今日子が破滅へと歩んでいくのがわかりつつも若尾にどうしようもなく惹かれ、奈落へ落ちていく哀しい恋心の描き方が秀逸(;゜∇゜)

また、若尾文子の悪魔的な色気やきれいな肌、岸田今日子の落とし方も完璧(;゜∇゜)
桔梗氏が女子だったとしても落とされますわ。

四つどもえ愛憎劇の顛末は秘密ですが、まあろくなことにはなりませぬ(;´_ゝ`)

岸田夫婦を奈落に落とそうとする、若尾文子の動機も謎に包まれる不条理展開。

不条理展開に耐性がある方ならどうぞ(;´∀`)

☆最大のつっこみどころ
終盤、睡眠薬を飲んだ岸田さんが目を覚ますと…
なんと!岸田さんの旦那(船越)は若尾さんとちょめちょめ!
岸田さんは激おこぷんぷん丸!

船越「い、いや、これは…お前と間違えて…いれちゃった」

つ、妻と別人を間違えてちょめちょめ?(;゜∇゜)
妻が横に寝てるのに間違えて?いれちゃった?

そんな言い訳が(´д`|||)

これは使える。メモメモφ(..)何に?
桔梗F

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