かおる

イヴ・サンローランのかおるのレビュー・感想・評価

イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)
3.4
「イヴ・サンローラン」の創業者であるイヴ・サン=ローランの伝記映画。

彼個人についてはディオールでデザイナーをしていたことくらいしか知らなかったので、驚きました。まさに光と影。
後半は大丈夫か…と言いたくなる場面もありましたが、クライマックスのランウェイは素敵でした!
映画全体としては、公私に渡るパートナーであるピエール・ベルジェとの関係性の描写が多く、彼のナレーションも入ります。
晩年のイヴもみたかったなあ。

細かいですが、日本人が出てくるシーンはちょっと気になりました。
監督によると、ブランドの歴史の中で50年代、60年代、最初に彼のデザインに注目したのは日本とアメリカの市場であり、そういった国際的な広がりを描くためにも日本とアメリカのエピソードは欠かせないから、ということを表すシーンだそうです。苦笑いしちゃいました。笑
差別的とか言いたいのではなくて、実際当時あんな感じだったかはともかくそう映ったんだろうし、そういう見方をされていたんだなあと。
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